| ＜マリレイの万能鍵＞
万能鍵は鍵職人ツヴァイン・ニュンベルクによって作られた。当初、領主の娘であるジェンヌの部屋の合鍵として作られていたが鍵の精によって生まれ変わった。。。鍵は二振りあり、そのうちの一振りは彼が領主の娘であるジェンヌに会うために作ったとされている。その後、二振りの鍵と鍵職人、領主の娘は行方知れずとなりいったんは歴史の闇の中に沈むことになる。しかし、何十年後かに再び現れたときは性質の異なった鍵として現われ、生まれ変わった鍵職人や領主の娘を万能鍵と鍵の使いに変えてしまいまたもや行方知れずとなった。以後、１５年周期で現れ、それに関わった人々を鍵や鍵使いにしながら今日まで至っている。。。 ＜マリレイの万能鍵の特徴＞ 万能鍵の特徴として以下のことが挙げられる。 ○家の扉だけではなく万物におけるありとあらゆるモノを開けることができ、時空の扉や人の心の扉まで開けることができる。また、人々の記憶の操作も可能。 ○鍵自身が意思を持ち、気に入った人間の中に入り込むことができる。また、飽きてしまうこともありその場合には近くにいた気に入った人間に移ってしまうこともある。（鍵には性格があるらしく場合によっては気に入った人間を見境なく鍵の中に取り込んでしまうこともあるらしい。。。） ○鍵が体内に入り込むとその人間の思いを寄せているものに対して成就を促す。それが達成されなければ鍵の呪いが発動して人を鍵にしたり鍵使いを生み出させてしまう。（尚、万能鍵を内包したものが恋愛成就に失敗すると【自動的に鍵使い】になるというのは【誤り】で状況によって（鍵の気分しだいで）変わってくる。） ○万能鍵は鍵の使い以外には使うことができない。使いたければ鍵の使いに言ってやってもらわなければならない。（ただし、鍵の使いが拒否すれば無理であるが。。。） ○万能鍵を使うと異空間の扉が開く。その中は宇宙空間と同じで人間がその中に入っただけで死に至るが、鍵使いはそれ自身が万能鍵のため自由に鍵で開けた空間を出入りすることができる。（人間が鍵で開けた空間に入るためには鍵使いが羽織っているマントに包まってもらう必要がある。※マントは地上の空気も一緒に包んでくれるので酸素不足による窒息死は免れている。） ※昔から道端などで万能鍵を見かけたときは決してそれを手にとってはならないと言われている。 |
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